〈御由緒〉

本社は、旧大将軍神社を称せしに人々の生活を豊かにすべく国土を招き、世の中の幸福を増進すべく人間生活の守護神として享禄3庚寅年(1530年)に勧請したと伝える。

明治3年1村1社の制により宇佐八幡宮の御分霊を祭る門川村一之宮八幡宮を始め、諸社等の合祀により社号を門川神社に改称した。

今では神々の御姿が本殿大扉に現れ霊験あらたかな門川の主福神と称して県内外より多くの信仰者を集めている。 






〈御祭神〉









               宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
 宇気母智神 別名  大宜都比売(おおげつひめ)
               保食神(うけもちのかみ)

「古事記」「日本書紀」に登場し穀物の神、稲の精霊とされ、稲荷神社の祭神となっています。
「日本書紀」では月読神が天照大神の命によって葦原(あしはら)の中国(なかつくに)に保食神を訪れると、保食神は月読命をもてなすために、口からいろいろな食物を出したので、月読命は「けがわらしい」と、怒って、剣で保食神を殺してしまった。
のちに、天照大神の使者を遣わしてみると、保食神の死体は粟・稲・稗・麦・大豆・小豆・牛・馬・蚕などに化成していたという。これが穀物の種子のはじまりとされている。