〈御由緒〉
宇気母智神 別名 大宜都比売(おおげつひめ) 保食神(うけもちのかみ) 「古事記」「日本書紀」に登場し穀物の神、稲の精霊とされ、稲荷神社の祭神となっています。 「日本書紀」では月読神が天照大神の命によって葦原(あしはら)の中国(なかつくに)に保食神を訪れると、保食神は月読命をもてなすために、口からいろいろな食物を出したので、月読命は「けがわらしい」と、怒って、剣で保食神を殺してしまった。 のちに、天照大神の使者を遣わしてみると、保食神の死体は粟・稲・稗・麦・大豆・小豆・牛・馬・蚕などに化成していたという。これが穀物の種子のはじまりとされている。 |
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